
車を買いたいけど経済的に大丈夫かな?
いつかはマイホームも欲しい。
今できることって何だろう?
あなたは自分の負債額についてすぐに答えられますか?
実は負債額について正確に把握していない人は結構います。
負債とは借金のことだけではありません。
例えばクレジットカードの利用額も支払日が訪れるまでは負債です。
負債を把握しないまま高額な買い物をしてしまう人がいますが、とても危ないことです。
なぜなら、多くの人は手元にある現金や、預金等の資産をそのまま『貯蓄額』として認識しており、
負債(購入後に資産が減少する要因)について把握していないからです。
私は複式簿記による家計簿を3年以上つけているため車の購入後の家計について、よりリアルにイメージすることが出来ました。
この記事では余裕をもって高額な買い物に備えるための家計簿の付け方について紹介します。
この記事を読むと計画している買い物が身の丈に応じているのか、もしくは不相応なのかが判断できるようになります。
結論としては高額な買い物をする可能性がある人は、家計簿を付けて純資産を把握することをオススメします。
家計簿とは
ここで言う家計簿とは書店などで売られているような家計簿帳のことではありません。
このブログでは複式簿記によって作成する帳簿を表しています。
複式簿記についてはこちらで説明しています。
負債額を把握
支払額からのアプローチ
まずは負債額を把握しましょう。
クレジットカードの引き落とし金額やいつか使うためのお金(車検や自動車税の積立、旅行のための積立など)は
思いつく限りを書き出し、負債として計上しましょう。
負債は純資産を把握する上で必ず明らかにしてください。
クレジットカードの利用明細や通帳を用意すると作業しやすいですよ。
下記は仕訳の例です。
- (借方)クレジットカード利用料 / (貸方)未払金
- (借方)車両費 / (貸方)未払金
毎月同じ額の支払いは家計簿に計上してしまいましょう。
同時に毎月自動計上の設定をしておくと便利ですよ。
費用科目からのアプローチ
次に固定費を書き出してみましょう。
固定費とは生活するうえで必ず一定額かかる費用のことです。
固定費の例
- 家賃
- 保険料
- 通信費
- 教育費
上記が代表的な固定費です。
もちろん他にもありますが、「毎月最低でもこれだけの費用がかかる」というのを意識することが目的です。
これらを書き出していくことで潜在的な負債についても把握できます。
高額な資産は維持費を生み出す
もう一つ購入前に頭に入れておかなければならないことがあります。
それは『高額な資産は購入して終わりではないことが多い』ということです。
車を例にすると車は購入した後にガソリン代や駐車場代、車検代等がかかります。
これが維持費です。
維持費を甘く見ると家計に対して非常に大きなダメージになります。
購入前に思いつく限りの費用を書き出し、家計簿に積立金として下記のように積み立てておくと良いでしょう。
- (借方)車検代 / (貸方)車検積立金
- (借方)車両費 / (貸方)自動車費用積立金
このようにすることで購入後のリアルな純資産を把握することが出来ます。
まとめ
- 高額な買い物をするときは必ず負債額を把握する必要がある。
- 複式簿記の家計簿を付けることで負債を「見える化」し、その結果純資産を把握できる。
- 支払額から探したり、毎月の固定費を書き出すことで潜在的な負債を明らかにできる。
- 高額な資産は、維持費を生み出すので先に積立金(負債)として計上してしまう。
当然、純資産が少なすぎて買うべきではないという結論に至る方もいると思います。
そんな方にはサブスクリプション契約がオススメです。
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